【開催レポート〜No2】第一回 豊中地区 研究交流会 「文×理『知』の融合」

去る2016年12月20日に
大阪大学豊中キャンパス 大阪大学会館にて行われました
第一回豊中地区 研究交流会
「文×理『知』の融合」

主催者発表で
260名もの方が参加されたそうです。

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会場の様子を
3回シリーズでレポートする
2回目です。

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次に取材させていただいたのは
松村 真宏 先生(経済学研究科 経営学系専攻、准教授)です。

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(松村先生のHPはこちら。)

最初に話題になったのは
今年で11年目を迎える
ゑびす男選び@阪大坂。
松村先生がまさしく「仕掛」人でいらっしゃいます。

(ゑびす男選び@阪大坂 公式ウェブサイトはこちら
今年は1月8日実施とのこと。)

「実は、この取り組みには目的があるのです。

東大にあって、京大にあって
阪大にないもの。
それは何かというと、
『ランドマーク』。

ゑびす男選びは
阪大にランドマークを作ろうと考えて
始めたことなのです。
ランドマーク無いと、話題になりにくいですから。
東大には赤門、京大には時計台があるのと同じように
阪大には阪大坂がある、
となることを
狙っているのです。

阪大坂は、みんなが知っているもの。
それに、阪大坂はとても美しい場所。
それを楽しい想い出として残すことができるように、
ゑびす男選びを『仕掛け』てるんです。」

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「仕掛け」とは
何気ないことだけれども
それがきっかけとなって行動が変わり
結果的に問題解決するというもの
と、松村先生はお話下さいました。

先生は
「仕掛け」を収集・分類し、
背後にある原理を探ったのだそうです。
しかし、そこから分かってきたことは
「原理がわかっても
そこから『仕掛け』を
量産することはできない」ということ。

「包丁とまな板があっても
料理を作ることができないのと同じことなのです。」
と、松村先生はおっしゃっていて
それが非常に印象的でした。


松村ゼミでは
様々な「仕掛け」を考え
設置、実験、検証を繰り返しているのだそうです。

実際に行われた実験について
松村先生がご説明下さったのがこちら。
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こちらは、天王寺動物園で行われた実験です。

「勇気の口」と書いてあり
子どもはそれを見て、手を入れます。
手を入れるとアルコール消毒がされる
という「仕掛け」。

家族連れが多く、
食事をすることも多い場所だけれども
子どもは手を洗いたがらないもの。
そんな場所にこれを置くと、
子どもはみんな、喜んで手を入れる。
子どもたちは手を入れることを楽しんでいるのだけど
それが手を消毒することにつながる。

実験の結果、
この「勇気の口」のまわりには
子どもたちが大勢集まってきたそうです。
とても興味深く感じました。


先生のご著書
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『仕掛学:人を動かすアイデアのつくり方』
経営者、教育者、会社員の方など
幅広い方が読者とのこと。

もしよろしければ
一度手にとってみてはいかがでしょうか。

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次回の更新は、1月20日頃を予定しています。