schedule registration program abstract contact concept link etc.


■概要と目的

 "1999年のバルセロナ以来、世界各国で開かれているICDHSデザイン史デザイン学国際会議をアジアで初めて大阪で開催することにより、デザインの歴史と未来についての研究の発展に貢献するとともに、日本とアジアのデザイン研究の一層の向上と国際化を図ります。本国際会議は、バルセロナに続き、ハバナ(2000)、イスタンブール(2002)、グアダラハラ(2004)、ヘルシンキ・タリン(2006)と隔年ペースで開催され、2008年の大阪で第6回目を迎えます。文系・芸術系研究を中心としながらも柔軟で広範な領域設定、英米系に偏らない国際的運営体制という特徴を備えた国際会議です。

 日本は、デザイン史デザイン学研究を戦後まもなくスタートさせた、東洋では唯一の国ですが、これまで国際語での発表は多くはなく、本国際会議は、諸外国の研究に触れるだけでなく、わが国の研究成果を国際的に披露する機会であると同時に、この分野の日本とアジアの、とくに若い世代が国際会議で活躍する基盤を形成するまたとない機会です。

 デザインは、産業の発展や生活の美化を促進する実践活動であるのはもちろん、健康の維持増進や地球環境の保全といった新たなテーマにも取り組み、人類の福祉、広い意味での幸せの実現に貢献する基礎的な学術研究分野でもあり、学問としても確立しようという機運が、欧米に限らず、世界各地で高まっています。東西や南北の違い、先進国、途上国といった違いを超えて、21世紀の世界共通のテーマともいえるデザインについて、最新の研究成果を発表しあい、意見を交換することが本国際会議の目的です。

 そのために、アジアで最初の開催という歴史的意味も重視し、「ANOTHER NAME FOR DESIGN: Words for Creation(仮邦題) デザイン−その多様な世界」を統一テーマとし、以下のような分科会の設置を想定して研究発表論文を募集すると同時に、 関連ワークショップやツアー等についての提案も受け付けています。"



■開催予定分科会

「デザインの語源学」「デザイン・ミュージアム」「恒久性と仮設性:過去・現在・未来」 「デザイン史と脱植民地化」 「自然と人工」「デザイン史をどう語るか」「コミュニケーションとデザイン」ほか
( 以上は下記の国際委員会委員と主催者側より提案されている 研究発表募集サブテーマで、分科会設定の一応の目安です。
応募・採択状況に応じて部分的に変更される場合があります。研究発表募集テーマの英文オリジナルは 本サイトの’English’でご覧ください)。


■研究発表募集(公募)

ICDHS 2008 OSAKAでの研究発表(英語)は、以下のような7つのテーマ(サブテーマ)で、 2007年7月に公募が始まり、 同年12月に応募が締め切られます。以下に概略を日本国内向けに紹介しますが、 正式の募集内容は英文ページをご覧ください。 これらのサブテーマは全体テーマにゆるやかに結び付けられて設定され、 会議全体の有効な方向付けを行うためのものです。 7つのいずれかに沿った研究が歓迎されますが、 その他の研究が除外されるわけではありません。多様なデザイン研究を包含できるように配慮されています。 7つ目のサブテーマ「コミュニケーションとデザイン」は、大阪大学コミュニケーションデザイン・センターからの提案ですが、 ここにも、どなたでも応募できます。

テーマ1「デザインの語源学」Etymology of Design
いま世界中で使われている「Designデザイン」という言葉は、アジアの人々にとっては外来語である。アジアにはそれに相当するいくつかの別な言葉があり、ヨーロッパにもイタリア語の「ディセーニョ」やフランス語の「デッサン」あるいはドイツ語の「ゲシュタルトゥング」といった言葉がある。それらを比較検討することは、多くのデザイン研究者にとって有意義なことであるはずだ。各国語における「Designデザイン」の類語や関係諸概念についての研究発表が期待される。

テーマ2「デザイン・ミュージアム:その歴史と理念」Design Museum: Another Art Museum or a New Museum?
デザイン・ミュージアムは「もうひとつの美術館」なのか、それとも、まったく別なミュージアムなのだろうか?デザイン・ミュージアムとデザインのコレクションは、美術館や美術コレクションとどう異なるのか?デザイン・ミュージアムにとって最大の課題は何か?日本を含めた各国のデザイン関連のミュージアムやコレクションの歴史と現状を分析した研究を募る。世界各地の比較的知られていないミュージアムや、著名なミュージアムであるにもかかわらず、あまり知られていないコレクション等についての研究がとくに期待される。

テーマ3「恒久と仮設:過去・現在・未来」Permanent and Transient: Past, Present, and Future
おもに建築とデザインの歴史的記述のあり方に関係する研究を募る。私たちは概して、デザインされ、つくられた人工の世界を扱い、そこでは「たてもの」とさまざまな「もの」が連続のひとつの統一体を成している。それらをともに扱う研究者も少なくないが、建築史とデザイン史という個別の分野が成立していることも事実である。さまざまな異なった時代を扱う、伝統的な意味での美術史や建築史と比べるならば、デザイン史研究にはとくに近代ないし近過去に注目し、近未来に論及する傾向さえ見られる。個別の対象を扱いながらも、それらの意味をともに考える。

テーマ4「デザイン史と脱植民地化:周縁のモダンとポストモダン」Decolonizing Design History: Modern/Postmodern for the Periphery
モダンとポストモダンは「周辺国」や「周辺地域」で、そして周辺的あるいは末端のデザインにかかわるさまざまな現場で、どのような働きをしてきたのか。この問題を扱うためには、デザインの実践、文化的・社会的状況、そして、歴史的言説の変化などへの洞察が必要である。重要なテーマであるにもかかわらず、ないがしろにされてきた諸問題を扱う。

テーマ5「自然と人工:メディカルデザイン他のデザインの最前線」Natural and Manmade: Medical Design and some other Design Frontiers
あなたの眼鏡は道具でしょうか、それとも、身体の一部でしょうか?あなたが持ち歩くラップトップは文字通り身体の一部でしょうか、それとも、もはや人生の一部でしょうか?日本の古都を取り巻く緑の山々は自然でしょうか人工でしょうか?その境界は時として曖昧で、デザイン活動の多くがこのような境界領域でなされていることも事実だ。ロボット・テクノロジーの先進国でもある日本で、この種の問題に関するさまざまな研究が発表されることが期待される。

テーマ6「デザインの歴史をどのように語るか」Narrative Strategies in Design History
ペヴスナー(1936年)以来、デザインの歴史をどう語るかという問題は、デザイン史研究において重要なテーマであり続けている。 そのモダニズムへの注目は影響力が大きかったものの、後生の研究者たちは、彼の路線を離れ、その他のテーマや対象に基づく別な語り方を展開してきた 。歴史研究?従来の歴史やその語り方についての研究?から、従来の規範を脱した?ジェンダーや、クラフト、ナショナル・アイデンティティ、エコロジー などの諸問題を扱う歴史、さらには、いかにデザインの歴史は記述されうるかという私たちの理解を広げるような?例まで、デザインの歴史の語り方を問う。

テーマ7「コミュニケーションとデザイン」Communication Design in Education, Research, and Practice
20世紀のデザインの主要なテーマであった「コミュニケーションのためのデザイン」は、各種機器、 さまざまな手法やシステムが、高速・ユビキタス・グローバルなコミュニケーションを可能にする一方で、 その真の困難さを解決していないどころか新たな問題を引き起こしている21世紀において、一層重要な課題となっている。 国際的・国内的を問わず、コミュニケーションデザインの諸問題を扱うさまざまな研究を募る (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター提案のテーマで、上記1−6同様、誰でも応募できます)。



■若手研究者への配慮「Speaker Staff」制度

本国際会議で研究発表の大学院生を対象に、「Speaker Staff」制度を設けます。
おもに研究発表終了以後に、 会場等での国際会議業務の一部を担っていただくことにより、参加登録料を無料にする制度です。
スタッフ役兼務により、 国際会議関係者との交流等、経済的メリット以外の利点もあります。
希望者は2007年12月1日締め切りの 「論文アブストラクト」末尾に
「Speaker Staff希望」と日本語で書き添えてください(日英コミュニケーション可能な大学院生を原則として採用します)。



schedule registration program abstract contact concept link etc.

Copyright:(C) 2007 ICDHS 2008 OSAKA . All Rights Reserved.