中央アメリカの文化と言語:マム
担当:池田光穂 カリキュラム
中央アメリカの文化と言語:マム語[大学院・学部共通]
解説
マム語は中央アメリカのグアテマラ西部高地――最近では北アメリカの都市周辺においても!――を中心に話されている。言語学上はマヤ語族・高地西マヤ語群・マムグループに属する言語で、言語人口は推定60万人以上である。マム語は他のマヤ語と同様、人称代名詞に<能格 ergative>と<絶対格 absolutive>の2種をもつ、能格――他動詞構文の主語は自動詞構文の主語と異なり後者は他動詞の目的語と同じ活用をする――構成を認める言語の一つである。それ以外にも、方位概念を表象する関係詞などが豊かであり、マム語で表象される宇宙観や人間観を知る手がかりも豊富にある。
グアテマラの地図
この授業はユニークな構造をもつマヤ語のマム語について、その音韻論・形態論・統語論の基礎を学び、さまざまなテキストを分析し、言語資料を中心とした文化人類学的考察をおこなう。
テキスト:
England, Nora. 1983. A Grammer of Mam, a Mayan Language. Austin: University of Texas Press.
B'aay y Ajb'ee. 1997. Ttxoolil Qyool Mam: Gramatica Mam. Guatemala: Cholsamaj.
参考文献:
【カリキュラム】
Copyright Mitsuho Ikeda, 2000