こうがいびょうについて、おしえて!

こうがいびょう、の漢字はつぎのように書きます
こうがい = 公害
びょう = 病(=病気びょうきのこと)
解説:池田光穂
【しつもん】
いま、小学5年生で、公害病の事について、調べているんですけど、水俣病の他に、どんな、病気 がありますか!? 教えてください!!
【おこたえ】
まず最初に、公害病は、ふつうの病気ではありません。病気よりも人間が環境を汚染(おせん=よごすこと)することを通してもたされた「傷害」(しょうがい=ケガのこと)と考えないといけません。
公害としてのケガには、自分じしんがおこしたものと、ほかの人によっておこされるものがあります(自然によるケガは「公害」にはふくまれません)。
公害病は誰の責任か?、という問題は水俣病を例にみなさんで検討してください。(→みなまたびょうについてしろう!)
世界の文明の歴史は、環境破壊(かんきょうはかい)の歴史でした。家の中で煙(けむり)だらけで炊事(すいじ)をする母親たちが経験した、喘息(ぜんそく)などは、世界発の公害の犠牲者でした。産業革命(さんぎょうかくめい)によるロンドンのスモッグや、煤煙(ばいえん=ススのこと)による肺炎(はいえん)や喘息や肺ガンや皮膚(ひふ)ガンなどは、公害病でした。
まず、日本の歴史上重要な公害病としては、足尾鉱毒(あしお・こうどく)という、銅の鉱山からの廃液(はいえき)で川が汚染されました。
田中正造(たなか・しょうぞう、1841―1913)というおじさんは、この公害病(=足尾鉱山鉱毒被害)について、誰が汚染を引き起こしたのか、どうすれば傷害を受けたり死んだ人たちにつぐなえばよいのか、国は引き起こされた公害に対して、どうすればよいのか、ということを考え、みんなといっしょに運動をおこしました。
四日市喘息(よっかいち・ぜんそく)や宮崎土呂久(みやざき・とろく)や他の地域で発生した鉱山(こうざん)からの汚染(おせん)による慢性砒素中毒(まんせい・ひそ・ちゅうどく)などがあります。
公害のリストは、最後にあるリストを参考にしてください。
公害病について勉強するのでしたら、つぎの3つのことを整理しましょう。
(1)どんな時期に、どの地域で、どのような環境汚染が引き起こされたのか?
(2)犠牲者(ぎせいしゃ=めいわくをうけ、病気や障害になった人たちとその家族、そしてその社会を含む)の数や規模の大きさ、と、それが社会の多くの人に知られるようになったきっかけ?
(3)それへの対策、その後の経過、そして、公害の問題を地域の社会は、どのように記録を残し、次の世代(=つまり皆さんのことです)に、きちんと教育しているか?
それぞれの項目(こうもく)については、百科事典(ひゃっか・じてん)などで自分で調べよう!
▼さらにべんきょうするためのチェックこうもく
【関係するリンク】
みなまたびょうについてしろう! (ひらがなですが、やくにたちます)
保護者・教育指導の方へ
池田光穂
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