猿にもわかる文化人類学(C)2003
Introduction to Cultural Anthropology: Monkeylore edition,Radical Action !
project ICAMeRA
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Virtual Curriculum for Introduction to Cultural Anthropology
■ ネタ本
今回のネタ本は Merryl Wyn Davies が著者、Piero がイラストレーターによる、その名も『人類学を紹介する(Introducing Anthropology)』出版社は Icon Books, 2002 です。
いわゆる啓蒙のためのイラスト・ブックです。カルスタもとい、カルチュラル・スタディーズのものは日本語に翻訳されているのでないだろうか。とってもおもしろい本です。
文化人類学の現代の問題系にまでしっかり踏み込んでいますが、そのことを明確するために、人類学の歴史的ルーツに遡り考察するという姿勢が貫かれています。つまり、骨太の人類学史の教科書ともいえるべきものです。
よい本ですから、買ってよみましょうね。
■ 見出し(翻訳)
人類学とはなにか?
「未開」とはなにか?(括弧でくくっているところが味噌!)
人間を研究する
人類学のビッグな問題!
他者(別名「大文字の他者」)
変化する問題
人類学の起源
創設者たち(父なる創設者たち:The Founding Fathers)
隠された項目(要するに啓蒙主義的系譜のことです)
ルネサンス期(前項を引き継いで)
「古きものへの忠誠」("Fidelity to the Old")
人権の問題
イエズス会との関連
西洋思想の主潮
伝統の連続性
派生したマイナーな風潮
帝国主義
人類学の複雑性
倫理の違反
ルーツに戻ると・・
(「未開人」というキャラ、進化主義と伝播主義の2つの理論、そして人種というひとつのイデオロギー)
必要不可欠な未開
発明創発/でっち上げを思い描いて
何が最初に人類に到来したか?
生きている残存物=遺風(Living Relics)
肘掛け椅子からの眺め
進化主義の諸理論
生物なるものと社会なるものを統合する
伝播主義の理論
人種の詐欺(The Race Spindle, 人種という名の詐欺、てな意味でしょうか?)
フィールド研究
人類学の樹
自然人類学(PhysicalであってNaturalぢゃないよ〜)
多元発生説《対》単元発生説
人間生態学と遺伝学
社会生物学の隆盛
遺伝子理論における人種の再焦点化
初期の人類学との別の関連性(リンク)
考古学と物質文化
人類学的言語学
社会/文化人類学
文化とは何か?
専門領域への細分化(Increasing Specialization)
民族誌の岩盤=基盤
異国人を書く(Writing the Exotic)
フランツ・ボアズ
ブロニスラウ・マリノフスキー
フィールドワーク
フィールドワークにおける人間生態学
生態人類学
経済の問題
ポトラッチ儀礼
ニューギニアの「ビッグ・メン」
クラ交換
経済人類学
交換と交易のネットワーク
形式主義《対》実体主義論争
マルクス主義人類学
マルクスの進化論的見解
世帯単位(The Househould Unit)
家族の形態
婚姻紐帯(The Marriage Links)
婚資、あるいは婚礼[契約]資金
親族の研究
親族記号
類別的親族(Classificatory kinship)
擬制的親族(fictive kinship)
出自理論(descent theory)
結婚と居住の規則
親族用語
親族の「効用(use)」とは何か?
連帯理論と近親相姦の禁止
心のなかの構造
基本的構造の形態
連帯理論は本当にうまくいっているのか?
政治と法律
オマケの例
用語法的研究
政治人類学
年齢階梯社会
共時的《対》経時的見解
他の社会階層化
交渉するアイデンティティ
エスニシティ(民族性)の諸問題
植民地主義
反ー資本主義的人類学
法の人類学
口論解決のメカニズム
宗教
シャーマニズムとカーゴ・カルト(積荷崇拝)
聖と俗
魔術/呪術の人類学
信念をめぐる論争
儀礼の検討
通過儀礼
神話の研究
クロード・レヴィ=ストロース
二項対立と構造
象徴とコミュニケーション
象徴と社会過程
アクター、メッセージ、コード(行為者/伝達内容/暗号)
シンボリズムと新しい見解
芸術の人類学
映像人類学
消失してゆく世界
新しい枝か?古い根っこか?
フィールド経験を書きたてる(Writing up the field)
現在において書く
自己[回帰の]人類学(Auto-Anthropology)
二重のテポストラン、闘争的テポストラン(p.141)
テポストラン再訪
人類学とは科学なのか?
科学のふりをすること
インディアンは居留地を出る
誰がインディアンのための語るのか?
神としての白人
権威の神話
出来事の位相
自己批判的人類学
人類学のヒーロー
ミード神話の没落
観察される観察者
粘土の足
自己投射の議論
文化を書くこととポストモダニズム
ポストモダンの麻痺
人類学における女性
人類学者たちの親族紐帯
フィールドの協力者
フェミニスト人類学
フェミニスト人類学の位置づけ
未接触の人々
ヤノマモ・スキャンダル
内戦を創り出す
人類学はどこへゆく?
ヴァーチャル・カリキュラム
Virtual Curriculum for Introduction to Cultural Anthropology
Virtual Education, Not Exotic, Real Educational, and Alternative Luna*tics, VEИEREAL !
今年の授業は、午前中に文化人類学の基礎を学び、午後は社会性に関わる医学について具体的な事例に則して考えたいと思います。
このような平行分散型の授業が、最終日のまとめの授業にどのように纏(まと)まるかが、この授業の新しい試みの鍵です。
もちろん統合に失敗しても心配は不要です。文化人類学の必要不可欠な知識や考え方については授業を伝授するつもりですし、午後の授業は、ほかではみられない貴重な映像をもとにさまざまな議論の素材に触れることができるからです。
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高知医科大学での池田光穂の授業
Copyright Mitsuho Ikeda, 2003