開発人類学
What is Develpment Anthropology ?: Anthropology for Devepment, or Anthropology of Development ?
解説:池田光穂
◆ 定義
社会開発(social development)に関わる現象を文化人類学の立場からアプローチする学問を開発人類学(develpoment anthropology)という。
〈開発のエージェント〉(政府・国際組織・非政府組織など)の側にたって開発現象に与する研究は広く、応用人類学(applied anthropology)と呼ばれてきた[学会名称は1941年より]。
これは人類学を開発のために役立てようとする傾向があり、これを「開発のための人類学(applied anthropology for social development)」とよぶ。それに対して、〈開発のエージェント〉と〈開発の対象となる集団〉(ターゲット集団, target group)の間にたって、ひろく開発現象を観察し、そこから得られた知識を、実践から政策決定への影響まで、広範囲に実用させようとする研究を「開発の人類学(applied anthropology of social development)」と呼んで、便宜的に区分しておこう。
もちろん、実際の人類学者は、応用人類学の時代から、この両者の性格を兼ね備えているものが多かった。例えば、具体的に開発現象に参与した人類学者は、「開発のための人類学」を実践することになるが、その経験が別の開発計画のコンサルタントとして招聘されたり、また大学・大学院での授業の際には「開発の人類学」をより強く実践することになる。
◆ 開発文化論演習
文献