
宗教人類学I
Introduction to the Anthroplogical Studies of Religions
解説:池田光穂
(ヴァーチャルシラバスで実際の授業ではありません)
授業題目:宗教人類学入門
宗教研究という学問が厳密になればなるほど、そこからこぼれ落ちる研究上のカテゴリーがある。つまり、本道の宗教研究からは、副次的などと判断されるジャンルに属するものがある。
宗教の土着化はそういったもののひとつである。そしてこれは主に歴史研究が主なその論戦の場であったが、粗雑な進化論や類推にもとづく伝播の分類論などがそのパラダイムを占めており、その分析はまさに静態的か、その世界を生きている者のリアリティを欠いたものであったと言わざるを得ない。
文化人類学は、宗教現象のダイナミズムや、しばしば奇妙な社会現象との節合、あるいはハビトゥスへの効果などに着目するために、この種の宗教研究にはなかなか食指が動いてこなかった。
この授業は、宗教研究における以上のような「偏向」について修正・脱構築を試み、文化人類学の豊かな「奇妙さ」の紹介と、その実践的解釈にむかうことになる。
授業目標:
授業が終わった時に受講生は、次の3つのことが達成されていなければならなりません。
授業内容:
この授業は、宗教人類学に関する基礎的な知識や理解のための方法を紹介し、日常生活に深くむすびついた〈宗教なるもの〉について文化人類学的研究――これが宗教人類学の一般的定義です――への理解を深める授業です。宗教人類学についてコンパクトにまとめられた関・大塚編『宗教人類学入門』(2004)を教科書に使い、次のような順序(開催順序と対応するテキストの内容)ですすめていきます。
なお、この授業は隔週開講で、かつ一部集中の補講をおこないますので、授業開始後に発表されるスケジュールに十分に注意してください。
キーワード:宗教、文化、人類学、〈信じること〉、超自然、魂、霊的なもの、情熱
テキスト:関一敏・大塚和夫編『宗教人類学入門』弘文堂、2004年
参考文献:
評価方法:
毎回出席を前提にする授業への参加度30%、レポート20%、試験50%による総合評価とします。
履修上の指導:
事前学習:
宗教に関する書物やマスコミ報道(新聞・雑誌)に関心をもつと、この授業が断然面白くなるでしょう。
事後学習:
与えられた課題に取組むことが重要になります。
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