バイオポリティクス
Four definitions of "Biopolitics"
現代用語におけるバイオポリティクス(生―政治学, 生物政治学, biopolitique, biopolitics)は、米本(2006)によると、およそ4つの用語法がある。つまり、ある議論の中で、バイオポリティクスを定義する場合には、それらのうち、どれを意識しているのかを明確にしないと、聴衆に混乱を招くことになる。
(1) 後期ミッシェル・フーコーによる、アナトモ・ポリティークの対語としてのバイオポリティクス(→池田光穂「フーコーの生権力論」)
(2) 政治学的現象を説明する際に社会生物学や進化生物学の理論を援用する議論としてのバイオポリティクス
(3) ヴァンダナ・シヴァが提唱する先進国の多国籍企業が開発途上国の住民をもつ「豊かな生物多様性」をさまざまな技術や法的手段を行使して搾取するバイオパイラシーを正当化させる、グローバルな政治的枠組みを指示することばとしてのバイオポリティクス
(4) 先端医療や生物技術を行使する政策としてのバイオポリティクス
文献
米本昌平『バイオポリティクス』中公新書、中央公論新社、2006年
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