ミーム
meme
解説:池田光穂
文化を伝達する単位。人の心から心へと伝達や複製される自己複製子(replicator)のこと(つまり脳内の情報の単位)。遺伝子と同様、ミームは「進化する」と主張されている。
動物行動学者のリチャード・ドーキンスが1976年に『利己的な遺伝子』のなかでこのような概念を提唱し、彼は、それを歌詞やメロディ、さまざまな衣服の流行、理論や、工芸品や建築物などの例をあげている。
ミーム概念は、その後、計算機学者のホフスタッターや哲学者・認知科学者のデネットなどによって、より拡張されて、人々のあいだに膾炙している。
リチャード・ブロディや、スーザン・ブラックモアのように、ミーム学(memetics)を提唱する人すらいる。
ミーム学は、計算機科学、文明論、バイオインフォマティクス、進化生物学などの幅広い領域で受容されたが、文化を扱う本流である文化人類学では、それを扱う、まともにt取りあって――これはまともに議論する態度とは無関係で独立した態度――議論する人は少ない。
文献
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