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メディアはメッセージである

Medium is Message @マーシャル・マクルーハン

池田光穂

メディアはメッセージである。

まさか?!と思う人は、1)古典的イメージでメディ アを理解している 人か、2)メディアがもつ社会性について理解が行き届かない人、であろう。

つまり、こういうことだ。メディア(情報媒体)自体 にメッセージ性を帯びるわけだから、「コンテンツなど必要ない」という意味に理解できるからこれは、ナンセンスである(「古典的メディア理解の人」)。

たしかにその通りである。だが、常識で考えてみよ! メディアにコンテンツがのっていなかったら、それはただのホワイトノイズである(「コミュニケーション」過程に関する下記を参照)。

もちろん、ホワイトノイズすら、芸術表現のコンテン ツになることがある……

The sky above the port was the color of television, tuned to a dead channel. - William Gibson, Neuromancer, 1984(「港の空の色は、空きチャンネルの合わせたTVの色だった」(黒丸尚 訳))

メディアは発せられた時に、すでにコンテンツが搭載 されているものなのだ!(そこでは「ノイズ」ですら「余計だが思わぬ効果をもたらす」コンテンツになる:上掲のギブスンの表現)

コンテンツのないメディアなど存在しないし、コンテ ンツのないメディアは、土管のなかの水あるいは空気(ことによればエーテル)にすぎない。

コンテンツのないメディアの代表格は光ファイバーを 経由する光がそれに値する。もちろん、光ファイバーを経由する光情報は、適切にエンコード/デコードされるだけで、夥しい情報量をもつコンテンツであるこ とが判明する。

しかしながら、それが光ファイバーが切断され、暗闇 の中で、ハッカーやテロリストの顔や指先を照らしだす時、それはメディアになる。

光ファイバーのことなど、生前にまったく知らなかっ たママー シャル・マクルーハンは、次のようにすでに、喝破していた。

電気の光はコンテンツのないメディアの代表である。 しかし、それが何かを照らす時、その照らされるものがコンテンツそのものなのだと(McLuhan 1964:23-24/邦訳 Pp.8-9)(レヴィンソン 2000:23)

マクルーハンは、メディア論の議論で革新的なことを 2つ主張している。そのひとつは、メディアはメッセージである(ただしすべてのメッセージは必ずしもメディアではない)。その意味で、(英語という)言語 もまたメッセージである。そして、メディアは、身体を拡張する、あるいは、身体感覚を拡張するということだ。

リンク

文献

『メディアの理解』の各章のリスト

PART I 1

Introduction 3
1 The Medium is the Message 7
2 Media Hot and Cold 24
3 Reversal of the Overheated Medium 36
4 The Gadget Lover: Narcissus as Narcosis 45
5 Hybrid Energy: Les Liaisons Dangereuses 53
6 Media as Translators 62
7 Challenge and Collapse: the Nemesis of Creativity 68

PART II 81

8 The Spoken Word: Flower of Evil? 83
9 The Written Word: an Eye for an Ear 88
10 Roads and Paper Routes 97
11 Number: Profile ofthe Crowd 115
12 Clothing: Our Extended Skin 129
13 Housing: New Look and New Outlook 133
14 Money: the Poor Man's Credit Card 142
15 Clocks: the Scent of Time 157
16 The Print: How to Dig it 170
17 Comics: Mad Vestibule to TV 178
18 The Printed Word: Architect of Nationalism 185
19 Wheel, Bicycle, and Airplane 195
20 The Photograph: the Brothel-without-Walls 204
21 Press: Government by News Leak 220
22 Motorcar: the Mechanical Bride 236
23 Ads: Keeping Upset with the Joneses 246
24 Games: the Extensions of Man 254
25 Telegraph: the Social Hormone 267
26 The Typewriter: into the Age of the Iron Whim 281
27 The Telephone: Sounding Brass or TinklingSymbol? 289
28 The Phonograph: the Toy that Shrank the National Chest 300
29 Movies: the Reel World 310
30 Radio: the Tribal Drum 324
31 Television: the Timid Giant 336
32 Weapons: War of the Icons 369
33 Automation: Learning a Living 378

その他

sa

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シャノンとウィーバによるコミュニケーション図式