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臨床人類学
clnical anthropology
臨床の現場、つまりおもに病院の中で繰り広げられる文化的・社会的現象を考察する医療人類学の一分野のこと。
かつてクリスマンやメレツキに代表され、臨床人類学あるいは「臨床的に応用された人類学」(clinically applied anthropology)と表現された。
人類学の理論成果を実際の近代医学の治療という実践の場において試みるきわめて功利主義的な立場である。
そのために調査研究の場も、病院の病棟や診察室、さらには研究室など、近代医療の実践家にとっての現場にねざした空間であるといわれている。し
たがって調査研究する者も、専門の人類学者だけでなく、医師、看護者、カウンセラー、作業療法士、臨床検査技師などの業務に携わる人びとにわたっている(池田 1991)。臨床の概念をより拡張すると、地域精神保健や薬物濫用の問題にとり組んでいる人類学者もそのカテゴリーに含めることもできる。
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