滴定のメタファー
「滴定とは、与えられた化学資料を他の物質に変換してしまうのに必要とされる、既知の濃度をもつ試薬の量を測定することによって、試料の容量を決定することであると言ってよいであろう。そして反応の終点は、試料の色の変化、その他の手段によって確認されるのである。これがいわゆる定量分析であって、一般に考えられているよりも新しいものである。1782年にギドン・ド・モルヴォーによってこの先駆的方法が使用されたが、その技術はジョン・ドールトンが完全に体系化し、1819年の論文の中で記述した。しかし、滴定という名称は、1868年にはじめて使用されるまで、その用例を見ることができない」(ニーダム 1974:xxi)。
ニーダム、ジョセフ『文明の滴定』橋本敬造訳、法政大学出版局、1974年
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