植民地戦争と精神障害
解説:池田光穂
以下ファノン『地に呪われたる者』日本語翻訳からの引用(p.244)です
「植民地主義は他者の系統だった否定であり、他者に対して人類のいかなる属性をも拒絶しようとする狂暴な決意であるゆえに、それは被支配民族を追いつめて、「ほんとうのところおれは何者か」という問いをたえず自分に提起させることになる」。
「反応性精神病:原則として臨床精神医学は、患者が呈するさまざまな障害を「反応性精神病」なる項目のもとに整理するものだ。こうすることによって、たとえ土壌の役割(被験者の心理的・感情的・生物学的歴史)や環境の役割があちこちで言及されていようとも、とりわけ発病の直接原因となった体験を重視することになる」。