CSCDスペシャル活動レポート

かるたで話す・考える〜ワークショップデザイン

ワークショップデザイナー・カフェ 三百人(!?)一首

かるたで話す・考える〜ワークショップデザイン

8月27日、京阪電車なにわ橋駅の構内で、ちょっと変わった「かるたとり」が行われました。企画したのは、ワークショップデザイナー育成プログラムの修了生たち。ワークショップデザインについて語る場を、彼らはどのようにデザインしたのでしょうか?

大人も熱狂、かるた取り!

用意されたのは、ワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)にまつわるあれこれが書かれた「ワークショップデザイナーズかるた」。テーブル一面に敷きつめられたカルタを参加者が囲むと、詠み人の軽快な声が響き始めます。「結局は 実践してから 腑に落ちた」、「振り返り 次のワークへ つなげてく」。テーマに即したかるたを次々と読み上げていくうち、はじめは固かった参加者もかるたに飛びつくように動きが俊敏になっていきます。優勝者は「7枚同数」で2名! 温かい拍手が贈られました。

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手元のかるたを素材に、WSDについて語る

かるた取りのあとは、駆けつけた修了生と共に、かるたに書かれた言葉を軸にワークショップデザインについて語り合います。「中之島 リーガロイヤル おいしいよ」(WSDの演習会場である中之島センターには、リーガロイヤルさん直営のレストランがあります)といった雰囲気が和むものから、「修了生 何にいかすの? 肩書きを」「得た学び 日々の暮らしも 変化さす」といった、プログラムの核心に迫るかるたも‥‥。参加した修了生が自身のエピソードや過去の心境を交えながら、かるたのお題について話を深めていきました。

フリートーク型の振り返りへ

最後の30分間は参加者や修了生が、フリートーク型で振り返りを行いました。最初は育成プログラムに関しての話題が中心でしたが、次第に今回のカフェについての話題が中心に。アイスブレイク(緊張をほぐす導入プログラム)、ファシリテーターの役割と日本語名称、「このカフェは経済的にどう成り立っているのか」などについて、多様な意見交換が交わされました。もっと多くのワークショップの実践があれば良かったといった声も聞かれ、今後の発展に期待が膨らみました。

(報告:福原加奈/大阪大学CSCD特任研究員)



今回のワークショップデザイナー・カフェは、カルタのお題から対話に入る流れなど、すべて、ワークショップデザイナー育成プログラムの修了生たちがデザインしたそうです。まずはカルタとりで参加者の体と場の雰囲気をほぐし、カルタをきっかけに対話に入る。日本人なら誰もが知っている遊びの道具をうまく利用したワークショップですね。

ワークショップデザイナー育成プログラムでは、このように、ワークショップを通じてコミュニケーションの場づくりができる人材を養成しています。修了生は、地域教育や学校支援にボランティアで関わっている方、企業人事、研修講師、公務員、アーティスト、学校教員、医師、看護師など、この2年半で300人以上にのぼります。みなさんも、様々なワークショップに参加するだけでなく、彼らのように、ワークショップを企画・運営できる人になりませんか?

大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムでは、ただいま、2011年度第2期の受講生を募集しています。ご関心のある方は、ワークショップデザイナー育成プログラム/受講生募集のページをご覧ください。

(松川絵里/大阪大学CSCD特任研究員)