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スペシャル授業レポート
授業レポート

秋〜冬学期「研究手法入門」

COデザインセンター開講科目<協働術>
2021年10月18日(月) 投稿

COデザインセンターでは多様な授業が開講されています。

2021年度、COデザインセンターから「協働術」の科目として開講されている秋〜冬学期「研究手法入門」(2021年度担当:平川 秀幸、ほか)の様子をご紹介します。

副専攻/高度副プログラム「公共圏における科学技術政策(STiPS)」では、科学技術やそれにまつわる政策について理解し、検討するためのスキルや知識を段階的・体系的に習得できるよう科目を構成しています。本科目もその一環として開講しています。

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「研究手法入門」のシラバスには、「授業の目的と概要」が以下のように書かれています。
・人文学・社会科学の研究手法を用いて、どのように科学技術に関わる現代の社会的課題についての問い(リサーチクエスチョン)を設定し、研究・調査を行い、その成果を論文としてまとめたらよいかについて学ぶ。
・具体的には、人文学・社会科学の代表的な研究手法として、資料分析、定量テキスト分析、アンケート、インタヴューなどを取り上げ、それぞれの手法の概要について講義で学ぶとともに、各手法を用いた研究計画立案の仕方を、グループワークを通じて身につける。

副専攻プログラム「公共圏における科学技術政策」の履修生にとっては、最終成果となる「研究プロジェクト」(参考:2018年度のレポート)に向けて、実践的に準備を進められるように構成されている科目でもあります。

科学技術に関わる現代の社会的課題について、受講生各自の専門とは異なるアプローチでの研究計画を立てられるようになるように、講義とグループワークを組み合わせて学んでいきます。

2021年度のスケジュールは以下の通りです。

  第1回(10月6日) ガイダンス
  第2・3回(10月20日) 「資料分析」という手法
  第4・5回(10月27日) 「定量テキスト分析」という手法
  第6・7回(11月17日) 「アンケート」という手法
  第8・9回(11月24日) 「インタビュー」という手法
  第10・11回(12月1日) 「実践」という手法
  第12・13回(12月8日) 社会科学の認識論
  第14・15回(12月22日) 研究計画書(最終課題レポート)作成に向けたグループワーク

例えば、「アンケート」について学ぶ回では、社会調査の手法などについてのレクチャーの後、グループに分かれてアンケートを作成してみるというミニワークを行います。同じ言葉でも受け止め方が人によって異なること、調査の対象をどのように設定するかで質問の構成も変わりうることなどを体験します。
また、「インタビュー」を学ぶ回では、「教員側が設定した仮想の研究計画書に基づいて、60分間のインタビューを想定した質問を作成してみる。そして、実際にインタビューをしてみる。」というグループワークを行います。その後、インタビューイーも交えて、インタビュー調査体験を振り返る時間を持ちます。

多様な手法に触れることで、その特徴や限界を学ぶことができる、というのが、この科目の特徴です。

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10月6日には、2021年度第1回目の授業が実施され、受講生が初めて集いました。副専攻プログラム「公共圏における科学技術政策」の履修生もいれば、この科目だけ受講するという学生もいます。担当教員の1人、工藤充特任講師からは、「主専攻での研究に直接的に役立つ人もいれば、そうではない人もいるかもしれない。この科目では、"多様な人が集まって学ぶことで得られるもの"をこの科目を通じてぜひ得て欲しい。」という説明がありました。

受講生からは、
・人文学・社会科学の研究手法について全くなじみがないので、これから楽しみ。
・主専攻で学んでいる分野とはまた別の研究分野の価値観に触れたい。
といった期待が寄せられました。