はじめ にからなずよんでください

ポストモダン人類学

Postmodern Anthropology

講師:池田光穂



日程

テーマ

文献等

ポストモダン人類学入門

・この授業全体の説明、授業の目論見の解説

・文化人類学関連文献著作年表

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キーワード

・啓蒙思想家

・近代合理主義

・モダン

・フィールドワーク

・民族誌学

・民族学

・人類学

・1980年代以前・以降の人類学の動向を概観するので、学生はそこに含まれる問題点 を明確に意識し、自分の関心のもてる領域やテーマについて復習することが期待される。

マーカス&フィッ シャー『文化批判としての人類学』が版元品切れであること知らせ、ロザルド『文化と真実』に教科書が変更したことを告げる。

・pre/-/postの時間概念を宗教教団の理解を事例にとって説明した。

・啓蒙思想家に起源をもつ<人間>の概念の形成を、<未開人>という西洋にとって重要な 他者(=内なる他者)という観点から考察した。

・民族誌学における実証主義の確立が、モダニスト人類学の誕生であるという<既成事実>について解説した後、これがフィクション であることを指摘した。

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キーワード

文化相対主義

自民族中心主義

・機能主義

・構造主義

・解釈人類学

本質主義

文化相対主義自民族中心主義、機能主義、構造主義、解釈人類学について、従来の学説上の定義とその歴 史的展開について解説した後、それらが、文化人類学の学説上の論理が作り上げた<神話>であるとのべた(前半部の授業の内容の相対化をおこなう)。

・文化人類学の<発展>が、ひとつの作り話=<神話>であるとしたならば、我々は次にど のような神話をもって、新たな文化人類学の可能性を切り開かれるのであろうか?というのが、後半のテーマであった。

・ロザルド『文化と真実』序論と第1章における議論を参考にせよ。

映画『トドス・サントス・クチュマタン:あるグアテマラの村落からの報告』オリビア・ カレシア監督、1982年、41分[1983年アメリカン・フィルム・フェスティバルにおけるブルーリボン賞受賞作品] ・文化人類学における文化を記録する作業としての民族誌について、受講学生のイメージ を膨らませ、また授業における議論の素材とするために、左記の映画を上映した。

・関連する授業(行動する人類学

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キーワード

・機能主義

・方法論的個人主義

・集合表象

・『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

・文化相対主義と自民族中心主義について概念のおさらい。

・文化相対主義がもつ、論理的および実践的な限界を明らかにする。

・機能主義あるいは社会を全体的なものとしてみるデュルケーム(主義)と、それとは対照 的な方法論的個人主義の例としてのウェーバーをモデルとして、社会理論の2大源流について批判的に考察する。

・『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(通称:プロ倫)という論考と、その 大衆に膾炙している誤解を対比的に描き、社会理論が歴史的文脈的に規定される<常識的判断>にもとづいて採用されていくのかについて考察する。

・プロ倫の初発とするウェーバーの考察が、後に『経済と社会』へと繋がるという物語を紹 介し、その後の人類学者のアプローチといかに異なってたものであるのかを理解する。

モダン人類学の理論としての、機能主義および構造主義 ・機能主義に関するおさらい

・現地人の説明を体系性あるいは論理整合性をもった「理論」と見なした場合に、機能主義 はひとつの「メタ理論」として位置づけられることを説明した。

・機能主義は、モダン人類学が用意する複数の「メタ理論」の一つであることを理解するた めに、次に構造主義的な社会理解を親族の再生産を例にとって考えた。

. ロザルド『文化と真実』第1章〜第3章

. ロザルド『文化と真実』第4章〜第6章

. ロザルド『文化と真実』第7章〜第9章

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モダニスト人類学と、 モダニズム以降の人類学(=ポストモダン人類学)

これまでのまとめ・グループ討論

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ポストコロニアル・ モーメントにおけるカウンターナラティヴの可能性(序章:文献は右 記)

文化の流用(第1章)

太田好信『トランスポジションの思想』序章

太田好信『トランスポジションの思想』第1章

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文化の客体化(第2章)

オリエンタリズム批判と文化人類学(第3章)

太田好信『トランスポジションの思想』第2章

太田好信『トランスポジションの思想』第3章

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キーワード:

・ポスト・コロニー

・カウンター・ナラティヴ

・流用/領有/我有/占有(すべてappropriation)

・客体化

・オリエンタリズム

これまでのまとめ・グループ討論

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文化相対主義・本質主義・異種混淆論(第4章)

トランスポジションの思想に向けて——日本における「ポストモダン人類学」批判以降(第 5章)

太田好信『トランスポジションの思想』第4章

太田好信『トランスポジションの思想』第5章

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キーワード:

・ポストモダン

・文化相対主義

・本質主義

・異種混淆論

    ハイブリディティ

    クレオール

トランスナショナリティ を考える

これまでのまとめ・グループ討論


リンク

文献

その他の情報

電脳人類大学  猿にもわかる文化人類学

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